虚影蜃光 ー Shell of Phantom Light  池田晃将 アーティスト・トーク Terumasa Ikeda Artist talk

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  • Опубликовано: 21 окт 2024
  • 工藝美術家、池田晃将(1987-)は螺鈿技法を用いて、データや電気信号といった実体のないものや想像上の動物を描写する作品を発表しています。雨のように降り落ちる数字、角度によって動きを見せる電子回路のような模様。玉虫色の貝の光は、今日の人間の生活を根底から支えている、電流とデータを表しています。骨貝のような長い水管溝を持つ巻貝、5対の翅を持つトンボ。表面に施された螺鈿加飾が、偶像の崇高性を虚構の造形にもたらしました。池田の創造行為は、まるで蜃気楼を吐き出すかの如く、この世に存在しない風景を具現化する貝の妖怪「蜃」のようです。
    本展は、池田が制作活動を始めて約10年間の作品を前後期に分けて全14点紹介します。生物、鉱物標本と玩具や書籍など、本人の所蔵品と作品が一堂に展示される会場に、池田による博物誌を目の当たりにすることで、その奇想天外な造形の系譜を直感的に体験していただきます。また、微小の器型で精妙な世界観を表現するために、池田は伝統的な漆技法を伝承しながら、素地の制作に切削機、螺鈿チップの切り出し作業にパルスレーザーなどの新技術を導入しました。作品制作中の各工程及び繊維業界との協働の成果である螺鈿帯の制作風景を映像にて紹介します。
    作品制作の工程及び制作に導入している新技術や、本展で作品とともに展示されている、池田氏が影響を受けてきたものについてもお話しいただき作品の背景に迫りました。
    モデレーター:杭亦舒(金沢21世紀美術館・レジストラー)
    虚影蜃光 ー Shell of Phantom Light
    2023年4月8日(土)〜9月18日(月・祝)
    金沢21世紀美術館 デザインギャラリー
    www.kanazawa21...

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